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業務報告日誌

業務報告日誌を掲載しております。

この業務日誌を書いているのは2016年の12月です。1年を振り返ると、なんといっても4月の熊本地震の事が思い出されます。幸い、弊社が管理をお受けしているマンションで人的被害はなく、建物の被害も微小でした。
私も本震の2日後に熊本県内の担当マンションに行くことができ、飲料水などの救援物資をエントランスに置き、避難情報の確認などを行いました。居住者の皆様は平静で、「何かお困りのことはありませんか?」と尋ねたところ「駐輪場の自転車が散らかっている」とのお答えで、安心すると同時に拍子抜けもしました。(自転車はその場で整列しました)
そのように大事に至らなかったのは、協力業者や、インフラ供給業者様のおかげです。地震発生直後から、警備会社、設備点検会社、エレベーター会社など協力業者の方々が、自分たちも被災しているにも関わらずマンションに 駆けつけ、安全を確認し、復旧に力を尽くしてくれました。電気・ガス・水道が予想よりも遥かに早く復旧した背景にも、各業者様の非常な尽力があったと思われます。
地震の件で改めて、マンション管理は独りでは成り立たず、オーナー様、入居者様を含めた多くの方々の協力によって成り立っていることを痛感し、今後の管理について考えさせられました。
マンション管理は、「何も起こらない」のが理想です。そのために定期的にマンションを巡回し、業者に依頼して建物や設備の点検を行い、不具合があれば、あるいは将来的に不具合が発生しそうであれば、事前に修繕等を計画し、管理組合様にご提案し、実行していきます。
しかし、お恥ずかしい話ですが「あれほど大きな地震が発生する事を頭に入れながら、日常の点検や巡回を行っていたか?」と問われれば、答えは「いいえ」です。どこかに気の緩みがあったのではないか、と反省しています。
今回大きな被害がなかった、という事で安心せず、今後の巡回や点検に活かすとともに、事が起こった場合の対応についても何らかの形でまとめて、管理組合様に情報発信していければ、と思った次第です。

熊本地震を振り返って

熊本地震を振り返って


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